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2013年02月01日

文明の交差点・トルコ①歴史




2月に入りました皆様いかがお過ごしでしょうか。




もう一ヶ月が終わりましたface01





早かったような早かったような早かったような。









そして!!

ちょっと前にこのブログで書いた(旧福岡県公会堂貴賓館@福岡 に行きたい)、


フレンチに行く話が具体的に進んできましたーface01







おなじみYしみちゃんと

(伏せ字ばればれとのお声もありますが)









でもカニも食べたい・・・!


(いまならシーホークで食べられます)






食べ物の話はこのへんにしときますねお腹空いてきたので(._.)












さて!

だいぶ前からやりますので見てくださいというようなことを言って

実情ほとんど書けなかった欧州について色々書いていこうと思います。







今回は、あえてのトルコです。

(欧州じゃありませんアジアです)






トルコは、


イランやイラクと接していることもあり影響を受けてきたという背景もあるため




中東の国とされることが多いです。






国連にもそう分類され、トルコは西アジアの一つとされています。








が!!!!









トルコ政府は、トルコ共和国をヨーロッパの国だとしているんだそうです。




そのためスポーツや政府機関などもヨーロッパの機関に加盟していることが多いのです。


(現在EUに加盟申請中)









そんなトルコは、西洋と東洋の文明の交差点だと言われています。







そもそもトルコはどういう国なのか?





軽ーくご説明します。






正式名称(英語):トルコ共和国(Republic of Turkey)

通称:Turkey




首都:アンカラ(時差-7時間、サマータイム実施時6時間)



文化・経済の中心都市:イスタンブル(世界37位の都市/2012)





人口:約7千万人(世界第18位)


面積:約81万k㎡(日本の約2倍)


通貨:トルコリラ


   (「円→トルコリラ」にするよりも「トルコリラ→円」にする方がレートが悪いので
   
    トルコではお金を余らせず、使い切った方がいいようです)



両替:100円=1.9445トルコリラ(2013/1/30現在)

   (ちなみに2013年1月30日現在のレートで、米ドルだと100円=1.1001ドル
    ユーロだと100円=0.8156ユーロ)



宗教:イスラム教徒 99%以上

   (トルコでは、身分証明書に自分の宗教を記載しなければならないので、
   
   かなり正確のようです)









まあもうほんとさわりだけさらっと書いたような感じですが、



トルコは前身のオスマン帝国も含めるとかなり歴史が長いのです。







かつてはかの有名なオスマン帝国だったトルコ。





元々多言語で多宗教国家だっただけに、


オスマン帝国政府もこのような地域事情を汲み取り、


「ゆるやかな統治」を目指しました。






信仰の自由を尊重したんですね。






多言語で多宗教の国なので、




国民のナショナリズムはかなり低かったようです。








そのためあることが起こりました。





時代を遡って、1830年




ギリシャがオスマン帝国から独立して以降、隣国ギリシャとオスマン帝国は


バルカン半島・アナトリア半島をめぐり領土紛争を繰り広げていました。






バルカン半島
文明の交差点・トルコ①歴史





アナトリア半島
文明の交差点・トルコ①歴史






そして第一次世界大戦後の1922年、オスマン帝国は崩壊を迎えます。

(トルコ革命)





その後トルコ共和国となり、

そこで西欧諸国・日本とトルコの間でローザンヌ条約が結ばれるんですが・・・








この条約、トルコ-ギリシャ間で住民交換協定というのを設けたんですね。





どういうものかと言うと、



(色づけしてみました(・_・))





トルコ国内に住む正教会信者(キリスト教の教派)トルコ人


と、



ギリシャ国内に住むムスリム(イスラム教)ギリシャ人





を交換するというものです。





宗教に焦点を置いて、





ギリシャはトルコ内の正教会(キリスト教)信者をギリシャ人と認定し、



トルコはギリシャ内のイスラム教信者をトルコ人と認定し、



国民を交換したんですね。

(例外の地域もあったようです)






宗教に基準を置くところがこれまたすごいですね、、




日本ではまず絶対確実に起こり得ない事態です








ですがこの交換を行ったことで、ある種の紛争の種を根絶やしにしたという評価もあるそうです。





確かにナショナリズムというか、民族の概念みたいなものにこだわり過ぎると


多民族国家の場合なんかだと内戦がおこるのは時間の問題だったりしますし。






実際に1990年代に入ってもトルコ近隣国で内戦が起こってますし、


アフリカでも多くの内戦が起こってるので



ある意味ギリシャとトルコのこの協定は画期的なんじゃないかと思うんですけど


どうでしょう(._.)









まあそんなトルコですが、多言語多宗教だったオスマン帝国の後


住民交換協定とほぼ同時に


国民の民族意識を高めるための政策を打ち出していました







トルコ語を母語とし、トルコ国民を一体だと規定したのです

(少数民族の存在を無視したかたちですね)





後々少数民族が反発して問題になりました。







しかし長年そのような政策をとり続けてきた結果、



いまではトルコ語を話すことが唯一の民族性の象徴となっているそうです。





しかし民族浄化という言葉ほど末恐ろしいものはないですね・・・




というわけでほとんど歴史の記事になってしまいました(._.)






歴史嫌いな人はここまでたどりついてないでしょうね・・・(o_o)








次はトルコの建築・路地裏・何かしらの記事を書きたいと思います!!icon06



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Posted by カモ at 13:23│Comments(0)トルコ
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